アメリカ生活

アメリカで小中学生に日本語教育をする方法【我が家の体験談】

2021年12月1日

アメリカに来た当初は、相手が言っていることがわからない!なんて伝えればいいかわからない!と、とにかく英語を習得することに親も子も必死でした。
しかし、同時に子供の日本語はどうしたらいい?ということも考えなくてはならないのです。


この記事ではアメリカでの日本語教育について、カリフォルニア在住わたくしマリの住んでいる地域の実情や我が家の体験談をお伝えします。

アメリカでの日本語教育方法


ひとことで日本語教育と言っても、いろいろな方法があります。
どんな方法があるのか見てみましょう。

考えられる教育方法

  • 本や教材を利用して自分で勉強する
    参考書や本を使ったり、日本から通信教育の教材を取り寄せて勉強する。
    通信教育の教材は、紙ベースのもののほかにタブレット教材もあります。

  • オンライン教育を利用する
    コロナ禍の時代となりオンラインの敷居も低くなり、以前にも増して海外から日本語を学べるところも多くなっていますね。

  • 現地で塾や補習校に通う
    日本人が多く住む地域や都心部では、日本の教科書を使って教育を受けられる補習校があります。
    また、日本の学校を受験するための帰国生向け入試の対策をしてくれる塾もあります。

”日本語に触れる”という意味では、海外在住の子供はマンガアニメを利用している人も多いです。
ドラマ映画口語にふれることができますし、日本がどんなところなのか映像を通じて垣間見ることもできます。
また、今の時代はYouTubeやtwitterなどのSNSから日本語にふれることができますね。

うちの子たちは、日本の歌をよく聞いています♪

マリ


それぞれの教育方法の特徴

それぞれの教育方法の特徴をまとめてみました。

本や教材を利用して自分で勉強する

  • 好きな時間に勉強できる。
  • 時間や場所にとらわれない。
  • 自分の好みや学力に合わせた書籍を、自分で選ぶことができる。
  • 費用が比較的安く済む。
  • 自己管理が特に必要。
  • 通信教育で紙ベースの教材の場合は、添削に出す郵送料がかかる。

マリ

娘はZ会の教材を取り寄せていました。

オンライン教育を利用する

  • 時間を節約できる(移動時間をとられない)。
  • 場所にとらわれない。
  • パソコンなどオンライン環境のための機器が必要。
  • ネット環境に左右される。

現地で塾や補習校に通う

  • リアルタイムで先生に質問ができる。
  • 友達ができる。
  • 補習校は日本の学校のようなカリキュラムのところが多く、運動会なのイベントを経験できるところもある。
  • いろいろなレベルのものがある。(カリフォルニアの場合
    ex:「日本語が読み書きでき、日本語でコミュニケーションが取れるようになる」ように指導を行う塾や補習校もあれば、
    「日本の学校を受験する」ための指導をする塾もある。
  • 時間を拘束される。
  • 送迎やボランティアといった親の協力が必要。

この情報はコロナ禍以前の内容です。
コロナ禍となって対面授業に制限がかかっているところもあると思いますので、今の状況をご確認ください。

マリ


目的に合ったものを選ぶ

アメリカの現地校に通いながら日本語教育を受けることは、時間も労力も使います。
子供たちはアメリカのことと日本のこと、ダブルで勉強をしダブルで宿題をこなさなくてはなりません。
なかなか大変です。

また、ある程度の親の協力も必要になってきます。

だからこそ、

どのレベルまで、何のために、日本語教育を学ぶのか?

といった目標や目的を意識して、それにあった教育を受けることが大切になってくると思います。



我が家のアメリカでの日本語教育(体験談)


娘と息子それぞれどんな日本語教育をしてきたかをご紹介します。
あくまでうちのケースですが、何か参考にしていただけるところがあればと思い記載します。

娘の場合

  • 小学校低学年で渡米
  • 少人数制の塾に入る。
    (低学年は日本の教科書を使うが、高学年から塾のテキストに切り替わる)
  • 小学校高学年で補習校に転入。
    (カリフォルニア内で引っ越したため)
  • 日本の学年の中学生になる前に補習校を辞めて塾に転入。
    (日本に帰国することを考え、日本の高校受験準備のため)
  • 塾では理科/社会がなかったため、別途Z会の通信教育を受ける。
  • 当初の予定の時期に日本帰国が無くなったのと、現地ハイスクールのアクティビティが忙しくなったため、中学2年生で塾を辞める。


うちは当初日本に帰る予定だったため塾に通わせましたが、それがなければ通わせなかったと思います。
しかし結果として漢字も勉強できたり日本の模試を受けたりという経験は、今の娘の糧になっているのかなと思っています。

現在娘はアメリカの大学に通っています。
アニメやマンガ日本のファッションや文化が好きで、SNSを通じて日々情報を仕入れています。
家では日本語しか話さないという環境ということもあってか、完全なバイリンガルです。
将来は何か日本と交流が持てる仕事に就きたいと思っているようです。

息子の場合

  • 幼稚園年中で渡米
  • キンダー(kindergarden)になるまでの半年間日本語のプレスクール(幼稚園)に入園。
  • 小学校低学年の途中まで娘と同じ少人数制の塾に入る。
  • 小学校低学年の途中から大規模な補習校に転入。
    (カリフォルニア内で引っ越したため)
  • 小学校高学年で帰国生入試のためのカリキュラムがある塾にも入る。
    (いつ日本に本帰国になるかわからないので、塾と補習校を併用)
  • 日本への本帰国の可能性が無くなったのと、現地ハイスクールのアクティビティが忙しくなったため、中学3年生で塾を辞める。
  • 補習校を卒業まで通う。
    (補習校は日本の学年の高校2年生まで)

振り返ると息子は途中塾と補習校両方で大変でした。

息子にとっては「塾は受験のために勉強するところ」、「補習校は勉強以外に日本人の友達と交流が持てて楽しい場所」、という位置づけでした。
補習校の友達に恵まれたため、補習校をやめるという選択肢は彼の中になかった!
その原動力で日本の勉強も出来たという感じです。

将来日本の大学も視野に入れて進学を考えています。
息子曰く「英語より日本語のほうが言いたいことが言える」のだそうで、
アメリカで日本語教育をしてきた成果なのでしょうか⁈(笑)


まとめ




アメリカで英語も日本語も学び、勉強をすることは親子ともども労力がいります。
それが少しでも子供の将来に生かされたらいいなという親の想いがありますよね。

親としてその子にあった日本語教育の仕方をフォローできたらいいですよね。
とにかく、がんばらなきゃならないのは子供たちなのですから。

マリ

子供たち、がんばってほしいですね!

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